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読書、興味、社会性 2020.05.14

今年度は、私は社会科も担当しています。今更ながら、地理の無知力に呆れるばかりで本当に情け無い。英語とは一転、生徒に確認しながらの授業。しかし、大学受験は日本史を選択した甲斐あってか、地理とは違い、歴史は熱く語ります(笑)

どんな教科でもその問題に対する出題者の意図をしっかり把握できるか否か、そこが点を稼ぐ秘訣ですが、なかなか生徒には、そこが難しいのでしょう。殊に歴史の記述問題は、要点を簡潔にまとめあげる力を必要とします。

女子の多くが社会科を嫌います。それは何故でしょう…。特に歴史を苦手とするようです。「興味がない」と言うのです。私にとっては、昔からわくわくする教科でしたが…。子どもたちには、想像力を働かせてその時代にタイムスリップしてごらん、と伝えています。平安時代の十二単衣をまとった雅な装い。江戸時代の魚屋や金魚屋が行き交う賑やかな城下町、などなど…。身近に思えれば難しい単語も身につくはずです。

本についても、興味がある本を選ぶ、それはそれで良いと思いますが、興味を持つために本を読む…それもアリかと思います。子どもたちにはぜひ、歴史を学ぶ時代や人物の本に触れて欲しい。そこから拡がる世界は本当に楽しいものです。

前述したように、記述式の問題が増加傾向にある昨今の受験です。日頃の読解力はもとより、文章を自分の言葉で的確に要約する力も求められているのです。それにはやはり、「読書」は欠かせません。また、日頃からニュースを家族で一緒に見て、食卓の話題にあげることを日常化していくことが、子どもたちの社会性を身に付けることにも繋がることは間違いありません。

まずは身近なところから…。ちょっとした習慣が子どもを大きく変えることになる、案外そんなものかもしれません。家庭でできる教育、躾を、今のような時にこそ、見直してみるのはいかがでしょう。

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